オタクが留学2回した話

職業英語トレーナー。28年ずっとオタクのインドア派が好きなものを追いかけて韓国、NZに2回留学した話を主に書いています。

【NZ】留学1年目、やっと学校が楽しくなってきた!

いつかのブログに書きましたが、留学1年目の入学当初は、本当に英語が分からず、クラスの輪にも入れず、毎日学校に行くのが苦痛でしかありませんでした。


それがやっと楽しくなってきたのは入学後、3ヶ月経ったくらいでしょうか。
別に3ヶ月で超英語が上達したわけではなく、相変わらず授業の内容はちんぷんかんぷんでしたが(笑)、あまり馴染めていなかったクラス、というか、自分を認めてくれていないと感じていたクラスメイトに認めてもらえるようなことが起こりました。



まず先に書いておくと、NZの中学って日本の学校と違い、勉強という勉強はほぼありません。
まあ数学やEnglish(国語)の授業みたいなものもあるにはありましたが、それよりも与えられたトピックに対してリサーチをして、発表したり、グループワークしてプレゼンテーションとか、とにかく発表をする機会がとても多いです。



これがね、、、留学生にはまた辛い🤣
リサーチをするのは出来るけど、それをまとめて発表って、今ならいくらでもグーグル翻訳とかありますが、10数年前にはネット上で精密に翻訳をできるサイトなどなかったのでとにかく難しかった。



その時は理科の授業の一貫で自然災害についての原理などを纏めてポスターを作り、プレゼンテーションをせよ、と言う課題が与えられていました。
課題に取り掛かる時間は1ヶ月。



私は津波について発表することを選んだのですが、当時日本語でも上手く説明できないことを英語のサイトを使って調べ、意味を噛み砕いて理解し、ポスターを作って原稿を書く、ほんと完成させるまでにネイティブの倍は時間を費やしたと思います。


正直理解できないこともありましたが、辞書を使って調べて、それでも分からないことは先生に聞いたり、ホームステイファミリーに助けてもらったりしながらなんとか完成させたプレゼンテーション。


あとはプレゼンのスクリプトをひたすら音読する練習をしました。当時はまだ発音も全然未熟だったけど、とにかくつっかえたり、聞き取りづらくならないように読む練習をしたんです。やっぱり英語できないから〜ってバカにされたくなかったから。


本番当日、そもそも日本の小学校でそこまで発表なんてやったことが無かった私は、30数名+先生の前に立つだけでガチガチに緊張しましたが、自分なりに纏めたスクリプトを声を震わせながら読み上げました。
練習のお陰か特に躓いてしまったりすることなく、プレゼンを終えると、クラスのみんながとても大きな拍手を送ってくれました。



私のことをバカにしていたネイティブの男子もGood jobと声をかけてくれたんです!




そのあと先生からの一言で、「あんなに英語ができなかった彼女が、ここまでのものを作り上げた、その努力は皆が見習うべきだ」というような言葉にまた拍手が起こり、この時初めて認めて貰えた…!という嬉しさがありました。



その後からは、当時私は脚が早かったので体育祭の時にクラスの短距離走女子代表で選んでもらえたり、自習の時間にクリケットに誘ってもらえたり、徐々にクラスの中でも居場所を確立していきました。



あんなに嫌いだった学校が、少しずつ楽しくなっていったし、卒業するときはみんなに会うこともうないかもという寂しさで泣きました(笑)



このとき学んだのは、100%いい完成度ではできないかもしれない、でもとりあえずやってみる、それも、一生懸命にやる、ということ。


それは今も、変わらず心がけていたりします😊